ネスク–イイダ 令和4年度 事業報告


令和4年度は、展示会への積極的な出展、企業連携による開発テーマの推進、情報交換会・座談会の定着、人材確保やブランド構築の活動強化など、幅広い取り組みを行った一年となりました。以下、その概要をご報告いたします。


1.共同受発注の推進

会員企業の販路拡大と新規取引先の開拓を目的として、全国の展示会・商談会に出展しました。

会員企業の紹介や技術PRを行い、地域企業の認知度向上とビジネスチャンス拡大につなげました。

(1) 主な出展展示会

令和4年度に出展した主な展示会は以下のとおりです。

これらの展示会を通じて、ネスク–イイダおよび会員企業の技術力を広く発信しました。


2.連携製品開発の推進

地域内企業が協力し、多様なテーマで製品開発・装置開発・試作検討を進めました。

大学、行政、企業などから寄せられた課題に対し、複数社が連携して取り組みを行いました。

(1) 取り組み内容

エネルギー、インフラ、環境、医療、農業、加工技術など幅広い分野のテーマが進行し、それぞれの段階で成果が得られました。

(2) 主な開発分野

以下のような多様なテーマで開発が行われました。

試作完了、評価中、検討中など、テーマごとに進捗は異なりますが、企業連携による技術提案力向上に大きく寄与しました。


3.情報共有の充実

会員企業間の連携を深めるため、情報交換会と座談会を定期的に開催し、実務や経営に関する幅広いテーマで意見交換を行いました。

(1) 会員情報交換会(5回開催)

(2) 座談会(3回開催)

実務に直結するテーマについて、少人数で深い議論を行いました。

他社の取り組みや工夫が共有され、有意義な学びの場となりました。


4.情報発信の強化

企業ガイドブック、公式ウェブサイト、各種展示会などを活用し、地域企業の魅力や技術力を多方面へ発信しました。

外部へのPRだけでなく、会員企業にとっても使いやすい情報ツールとなるよう内容整備を進めました。


5.人材確保・ネスクブランドの構築

2つのワーキンググループ「人材確保」「ブランドコーポレーション活用」を中心に活動しました。

(1) 人材確保に向けた取り組み

(2) ブランドの活用


6.産業技術大学との情報交換

講座内容、企業ニーズ、研修テーマなどについて、産業技術大学と情報交換を行いました。

企業が求める学びの場づくりに向けた基礎的な検討を進めた一年となりました。


令和4年度は、

など、多岐にわたる活動を通じて、地域企業の発展への基礎を固めた一年でした。

これらの取り組みが、令和5年度・6年度へと連続的に展開され、

ネスク–イイダのネットワーク拡大と地域産業の成長につながっています。